浦添大公園目次
浦添大公園について
浦添大公園とは沖縄県浦添市にある総合公園です。
「うらそえだいこうえん」と読みます。
沖縄県浦添市は那覇と宜野湾の間にある場所で、交通の便もよく、総合公園なので日中は家族連れなどでにぎわっています。
夜は表情を変え、展望台もあることから宜野湾や浦添の夜景がきれいに見えるスポットとしても人気の公園です。
浦添大公園は大木の自然林が残る丘陵を利用して作られており、広大な敷地が特徴。計画面積37.4ヘクタール、供用面積11.2ヘクタールです。
大変広い公園なので、車で移動しなければ全てを回りきることができないほどの大きさです。
定休日はなく、開園時間は9時から21時までとなっています。
公園内は、「歴史学習ゾーン」「ふれあい広場ゾーン」「憩いの広場ゾーン」のA・B・Cという3つのエリアに分かれています。
自然林が多く残されており、公園内には小鳥のさえずりが心地よく響きピクニックにもピッタリのスポットです。
歴史的文化的価値が高い「歴史学習ゾーン」では、浦添がどんな歴史を歩んできたのかを確認することができます。
歴史学習ゾーンには伊波普猷(いはふゆう)の墓、浦添グスク・ようどれ資料館、浦添城跡、浦添ようどれがあります。
浦添ようどれとは、国指定史跡「浦添城跡」内にある琉球王国の陵墓。
英祖王と尚寧王の一族が葬られたとされています。
「ようどれ」とは琉球語の夕凪です。
この浦添ようどれから少し離れた場所には、「沖縄学の父」と言われる伊波普猷(いはふゆう)のお墓もあります。
浦添陽どれに向かう公園内の道はきれいに整備されているので歩きやすくなっています。
浦添グスク・ようどれ館では、浦添城跡や浦添ようどれについて出土遺物や映像、古写真や発掘調査のパネルを使いながら説明されているので、わかりやすく、浦添の歴史についても学ぶことができます。
ようどれの内部の再現模型は、大変精巧に作られていて必見です。
館内では歴史ガイドの方から説明を聞くこともできるので、歴史が好きな方も十分に楽しむことができます。
ようどれ資料館へは、浦添城跡やようどれを見学する前に立ち寄るとより理解を深められるかもしれません。
「ふれあい広場ゾーン」は大きく長いローラースライダーがあり、公園の目印にもなっています。
ローラースライダーからの見晴らしも最高です。地元の家族連れや観光客の人も訪れている場所です。
ローラースライダーの他には、小さい子でも滑れるタイプの滑り台もあります。
小さな子が喜んで遊ぶスプリング型のゆらゆら揺れる遊具やコンビネーション遊具など多数の遊具があります。
多目的広場は、ボール遊びや鬼ごっこ、かけっこ、など子供達が自由に遊べるスペースとして人気です。
ピクニック広場には展望東屋などもあります。
浦添市や宜野湾市の市街地を一望でき、普天間基地も見ることができます。
芝広場は、ゲートボールやグランドゴルフやゲートボールも楽しめます。
ひなたぼっこをしたり散歩する場所として年配の方にも親しまれています。
ふれあい広場ゾーンは遊具が多数あるほかに、芝生広場もあることから、お弁当を持参してピクニックするのにもぴったり。
自動販売機や、土日にはオープンしているパーラーもあるのが嬉しいポイント。
水分補給やちょっとしたスナックやお菓子を買うこともできます。
「憩いの広場ゾーン」は11.66ヘクタール。
憩いの広場ゾーンは、こどもひろば、ゆんたくひろば、芝生広場、牧港川沿いの散策路などを中心に構成されています。
遊具が置いてあるというよりは、全体的に木々で囲まれたエリアになっています。
自然豊かな場所のため、自然観察会が行われたり、各種スポーツ大会、幼稚園児の運動会も行えます。
また、野球、ソフトボール、サッカーなどのイベント実施も可能です。
ゆんたく広場は、野外コンサートを行ったり、小規模なイベントが開けるスペースとしても利用されています。
自然に囲まれながら、体を思いきり動かして過ごせるエリアです。
歩道もゆるやかなので地元の方のウォーキングやランニングコースとしても人気です。
木陰も多くあるため、木の下でのんびり過ごす方もいます。
川が流れる場所もあり、川沿いは蛍が出る場所としても知られています。
4月下旬から6月にかけて蛍を見られるので、蛍探しをしている方もいます。
日中に思いきり体を動かして公園で遊び、蛍が出てくる夕方の時間から夜にかけては蛍探しを楽しんでもいいかもしれません。
実は日中は家族連れなどでにぎわう公園ですが、夜になると夜景スポットとしても人気なのがこの浦添大公園です。
夜景スポットとして人気の展望台は、公園内のふれあい広場ゾーンの近くにあり、公園内でも一番高いところに位置しています。
展望台には夜間も照明が灯っていて安心です。
琉球瓦屋根の木製展望台は雰囲気も大変よく、沖縄を代表する夜景スポットです。
展望台に上ると、浦添や宜野湾の夜景を360度見渡すことができます。
宜野湾方面を眺めると、海沿いに続く街並みをきれいに見ることができます。
駐車場が展望台のすぐ近くにあるため交通の便もいいのですが、駐車場は21時で閉鎖されますのでその点には注意が必要です。
また、公園内は自然豊かな場所なので、夜になるとハブが出ることもあります。
ハブは夜行性なので、注意しましょう。
万が一ハブに噛まれてしまった場合などは、すぐに助けを呼んで病院で処置してもらいましょう。
浦添大公園の見どころ
浦添大公園の見どころとしては、昼間と夜の2つで、それぞれ違った見どころがあります。
日中は体を動かしたい人や自然の中でのんびり過ごしたい人にふれあい広場ゾーンと憩いの広場ゾーンの遊具や芝生で過ごすのがおすすめです。
ウォーキングやランニングにも適している緩やかな歩道もあります。
また小さな子でも思い切り楽しめるローラースライダーやスプリング遊具、公園の目印ともなっている長いローラースライダーがポイントです。
アスレチックで体を動かして、滑り台で遊ぶ、子供たちにとっては最高の時間が過ごせます。
ふれあい広場ゾーンには、琉球石灰岩の石積みもあります。浦添公園の名物となっています。
歴史を感じることができるスポットも沢山あります。
ふれあい広場ゾーンにある、恵祖世主と二人の豪族の遺骨が納められていると言われている、伊祖の高御墓も見どころです。
伊祖の高御墓は、国道330号の伊祖トンネル上の崖の中腹にあります。
墓前には石積みが施されおり、崖の洞穴を利用したつくりになっています。
沖縄と九州の交流を知る上で貴重な遺跡である、浦添貝塚もあります。
浦添貝塚は、県指定史跡です。
石斧や土器、貝の飾りや多数の貝殻、九州縄文後期の市来武土器も出土しています。
浦添貝塚の上部には半洞穴が点在しています。
古代の人の住居として、後には崖葬墓として利用されたと思われる貝塚は見どころです。
同じく、ふれあい広場ゾーンにある、浦添グスクの石畳道も見どころの一つです。
全長200メートルの幅約3メートルの石畳、歴史を感じることができる石畳道です。
夜は沖縄を代表する夜景スポットが一番の見どころになるといえます。
夜景の美しさと展望台の雰囲気の良さからデートスポットとしても人気があります。
展望台は、琉球瓦屋根で木製です。
展望台の屋根はオレンジと白色の瓦で施されており、沖縄らしい雰囲気を感じとることができます。
展望台にのぼれば、ぐるりと宜野湾市から浦添市までの夜景を一望できるのが素晴らしい。
一直線に延びる浦添バイパス、浦添市の街並み、その奥には那覇市の夜景がキラキラと輝きます。
はじめて見る方も何度目かの方も、感動すること間違いなしの夜景スポットです。
特にマジックアワーの時間帯は美しく、景色を眺めることができます。
グラデーションに綺麗に染まる空と街の灯りのコラボレーションは思わず写真に収めておきたくなるほどです。
日中は家族連れや小さな子供の声でわいわい賑やかだったり、イベントやスポーツ大会も開ける広大な敷地。
そして遺跡や資料館、石畳などから歴史を楽しく学ぶことができる総合公園という一面もある公園でありながら、夜になると、デートにもピッタリのうっとりするような素晴らしい夜景を見られるという
浦添大公園は見どころが満載です。
浦添大公園の周辺
浦添大公園の付近には、浦添市美術館があります。
国道330号線沿いにある、モダンな建物の浦添市美術館。
琉球漆器の展示及び世界の国々や地域の美術展が開催されています。
琉球漆器に特化した美術館で、琉球漆器の技法なども展示されています。
駐車場もあります。
音声ガイドの貸出もされているので、ガイドを聞きながら理解を深めることもできます。
国道58号線沿いには、子供から大人まで楽しめる、ブルーシールアイスパークもあります。
沖縄で生まれで約70年の歴史があるブルーシールアイスクリームは沖縄の地元の人や観光客にも人気のアイスクリームです。
ブルーシールアイスパークのミュージアムスペースでは貴重な写真や情報を展示しています。
また、ミニプラントコーナーでは普段ではなかなか見られない製造現場を見ることもできます。
予約をすることで、アイスつくり体験も可能です。
もちろん、アイスクリームを食べることもできます。
浦添大公園付近のご当地グルメとしては、てだこそばがあります。
でだこそばは豚骨を使い10時間以上煮込んだスープと、のどごしの良い手打ち麺が特徴。
売り切れ次第終了のお店です。
沖縄そばとタコスそばなどが看板メニューです。
アクセス方法
浦添大公園の住所は、沖縄県浦添市伊祖115-1です。
公園の敷地が大変広く、駐車場もゾーンに分かれていくつかあるので車で向かうのがおすすめです。
浦添大公園の中でもどのゾーンに行きたいのかを事前に決め、そこに近い駐車場に停めるようにしましょう。
車での行き方は、沖縄自動車道の西原インターから車で約15分です。
大副公園付近になると、公園への標識がでているので、それを参考にして向かいましょう。
駐車場は、各ゾーンの近くに数か所あります。
ふれあい広場にある駐車場は大き目です。
いこいの広場や、浦添グスク・ようどれ館付近、夜景を見るときに便利な展望台付近にも駐車場はあります。
全部で200代以上駐車することが可能です。
駐車場も公園も時間を確認してから行きましょう。
9時から21時が開園時間になりますので、展望台エリアで夜景を見る際には、駐車場が閉まる時間も気に留めて
置くことが必要です。
バスでのアクセスは、ゆいレール「古島駅」隣接の那覇市「古島」から琉球バス55番牧港線・宜野湾営業所行に
乗車して、「仲間入口」下車。仲間入り口から徒歩4から5分となります。
ゆいレールの浦添前田駅から徒歩で15分程度でも行くことができます。